<勝者と敗者の違い>
人種ではない-1000年前に同じポリネシア人から枝分かれしたマオリ族(戦闘に慣れた農耕民)とモリオリ族(戦いを放棄した狩猟採集民) 1532年の惨劇-疫病に味方され鉄・馬・船・情報を持ったスペイン代表ピサロと相手を読み誤ったインカ皇帝アタワルパ
<食糧生産技術(植物栽培と家畜飼育)が定住化と人口増を可能に>
始まりは東西アジア、中国、遅れて中央アメリカ、アンデス・アマゾン、米国東部(栽培化可能な野生種の分布状況に対応、家畜化可能な大型哺乳類はユーラシア大陸に多く生息)
野生動物の減少、生産・貯蔵技術の発達・伝達、略奪により多くの地でゆるやかに農耕民に移行(緯度が近い(気候や日照時間が近い)東西方向には伝播が速いためユーラシア大陸で広範囲に普及)
<免疫・技術の差の生まれ方>
免疫(農業/定住と群居性家畜が感染症を生む)を持つ旧世界と持たない新世界
階層化が進んだ社会で文字が生まれ、伝播しやすい地域(東西方面)に文字が広がる。
技術は天才によって突然出現するものではなく累積的に進歩するもの。また新しい技術は次なる技術を誕生させる(科学技術もまた伝播しやすい地域が有利。孤立した社会では技術が後退することも。)。
小規模血縁集団から国家へと社会が大きく複雑化していく過程で、集団内での紛争を効果的に解決でき、社会意思決定が正しくでき、調和の取れたかたちで再分配経済を行える社会は有用な技術を発展させることができ、戦争に勝利し生産性の高い土地を奪取することができ、自分達よりも規模の小さい社会を潰していくことができる。
<大陸による条件の違い>
"遅れていた"けど先住民が残るニューギニア(食料生産向けの土地の限界と人口の限界、熱帯病と欧州作物の不適性)と追いやられたオーストラリア(自生植物が少ない土壌と地理的孤立、欧州作物の適性と大陸の疫病)
オーストロネシア人が入植できたインドネシア諸島(狩猟採集民)とできなかったニューギニア(航海技術と食料生産及びそれによる高人口密度による疫病耐性)
先住民が9割滅ぼされたアメリカ大陸(欧州植物の生産に適した土地、欧州からの疫病、欧州人に適した気候)
人類発祥の地アフリカ(栽培・家畜化できる野生種の少なさ、気候が異なる南北に長い大陸)
<食料生産発生地の今>
肥沃三日月地帯-環境破壊による農業不適正化、権力の西(降雨量多)への移動
中国-政治的統一による支配者の影響力がマイナス(内紛による造船所の廃止、水力紡績機の禁止、焚書)に働くことも