1.07.2015

"The Young and Prodigious T.S. Spivet" 「天才スピヴェット」

哀愁の漂うシルエット
                     公式HPより

傷ついた少年と家族の物語。美しいロードムービーでもある。

それぞれが罪悪感を抱えて、じっと息をひそめて生きている家族。
最も罪の意識が強く最も弱い主人公が、耐えきれず都会へ飛び出していく。

スピヴェット少年にその行動力と判断力が備わっていて良かった。
両親に、しっかり抱きとめる力があって良かった。

主人公が天才であることは、3Dと同じく、この映画の可愛いスパイスでしかない。
それでも銃を持つこと、アメリカの教育制度はそんなにひどいのか、トレーラーハウスのハリボテとテレビ局の司会のアホっぽい感じ、などなどの皮肉も良いスパイス。

ポスターと監督から、もっと複雑で棘のある映画を想像していたら、意外と真っ直ぐで暖かいお話だった。
公式HPのプロダクションノートが赤裸々で面白い。