家父長制社会が生み出したシンボルとしての女性像の検討。
大地母神(先史時代)→非公認女神イシス/公認女神フォルトゥーナ(ヘレニズム・帝政ローマ期)→ローマ/秩序=男vsエジプト/無秩序=女→領土の象徴としてのテレス→キリスト教に組み敷かれるテレス・俗悪の象徴としてのテレス・処女母マリア/異教の運命の女神フォルトゥーナ=不実で冷血で淫乱な女→理性の衣を脱ぎ捨てた裸体のフォルトゥーナ
パンドラ・・・箱=壺=女がもたらす災い
エバ・・・男からつくられた女←母神宗教への対抗、肉体の軽視=圧政と残虐の基盤、(同性愛の肯定)
マリア・・・イエス神格化のための聖母、男がつくりあげた形而上学的女性
リリト・・・エバより前につくられた、男に従属しない反怪物
ルクレティアの死:損なわれたのは彼女を所有してしている男性のプライド。家父長制のための貞節のアイコンと性的な消費のアイコン。男性による女性支配の構造的な支え。他者への権力行使に対する正当性のための道具。
紡ぐ女:貞淑の象徴、唯一認められた下位労働
ユーディット:男が国を救うことができなかったとき、被支配者としての女による幻想の勝利。救国の英雄であると同時に「女の武器を使った女」→被支配者としての美徳の象徴→反権力の象徴(ルネサンス期)→男を殺す娼婦像(宗教改革期)→マゾヒストのアイドル、サディストの代役(二十世紀転換期)