現実世界の市場とは「制度」のこと。であるならば、制度改革とは制度構築のプロセス。市場(あるいはマーケットデザイン)は目的でなく手段。目的からスタートしよう。
1.「自由市場」など存在しない
理論上は可能。実在したことはない。
2.市場はつくられなければならない。
マーケットデザイン(市場造成)。それは政府の機能。
3.市場改革とは、解体ではなく構築
4.「自由市場」の原理が唯一の解決策ではない
株主モデルは成功していない。コーポレートガバナンスだけでは不十分。説明責任、透明性、多様性が必要。
5.より「自由市場的に」という視点で政策を選ぶことはできない
6.「政府vs市場」はミスリーディング
例)オープンインターネット規制
7.「規制vs競争」はミスリーディング
競争を促進するような規制強化は可能(例 独占を不利にする)
8.自由市場型経済は調整型市場経済と同等、それ以上に規制されている
9.調整型市場経済が自由市場型経済に移行するにはガバナンスの拡大が必要
シリコンバレーモデルは複雑。部分制度では真似できない。
10.情報革命はガバンスの拡大を必要とする
民営化、自由化、規制緩和 ではなく、
市場の転換market transition、市場の発展market development、市場の改革market reform。
規制ではなく、統治。
現実として、誰が、どんな方法で、誰にとって有利になるように市場を統治しているのか、的確に把握する。